シングルマザーの三兄弟国公立医学部現役合格日記

この春、二人の兄に続いて末っ子の三男が某国立大学医学部に入学。でも一番驚いているのは母親の私。なんでお前たちが現役で医学部に受かるんだ?三人三様のドタバタの医学部受験を振り返って。

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末っ子って・・・

三人の子育てが終わって、つれづれ思うことは
子どもってそれぞれ全く違って面白い!
ということです


同じように育てたのに・・・よく言われますが、そんなことはないのでしょう
最初の子と、末っ子では 家庭の環境もお母さんの気持ちも体力も、全く違っています
何より、子どもたちの性格が全然違う


三男を育てながらよく思ったのは、あんまり早く育たないでほしいということでした
長男と次男の時は、はやくおむつが取れてほしい、はやくひとりで寝られるようになってほしいと思っていましたが、三男は真逆です 
もう少しおむつしていてもいいのに・・・
えー、もう一人で着替えができるの?
もう、一人で歯磨きできちゃうの
えー、もう一人で髪の毛洗えるの?


これが最後の子育てだと思うからなのか、何か一つできるようになるたびに、うれしさの一方で、妙な寂しさを味わっていたのも事実です


三月生まれだったので、他の子と比べて成長が遅いのではといつも思っていました


体つきは三兄弟になかで実は一番大きいのですが、私の中ではいつまでの小さい末っ子の
○○ちゃん
「○○ちゃんは三月生まれだから、まだできなくても仕方ない」
が私の口癖だったのでしょうか


三男が小学校の六年生ぐらいになっても、まだそんな言い訳をする私に腹が立ったのか、ある日長男が言いました
「俺だって二月生まれだよ。○○とは一週間しか違わない」
確かに・・・二月末に生まれた長男と三月初め生まれの三男では、ほとんど違いはなかったのです
はじめてそのことに気づいて絶句 それからは”三月生まれ”は封印しましたが


泣き虫で、いつもお兄ちゃんたちにくっついて歩いて、おじいちゃん、おばあちゃんからも一番可愛がられ、正直私も三男には甘々でした
こんなに甘やかしては、ろくな大人にならないなと思いつつも、最後の子どもがかわいくてかわいくて、大きくなってほしくなくて・・・
買い物も一緒、散歩も一緒、お風呂も一緒、寝るのも一緒
五年生ぐらいまでは、三男とはいつも一緒にいたように思います


甘えんぼで、とても怖がりでした
さすがに高学年になって、お風呂は一人で入るようにしたら、やっぱり怖がって
お風呂のドアを開けっぱなしにして、私に自分の視界にいてくれと言います
ちょっとその場を離れたら、裸ですっ飛んできて、
「ママ、ぼくが見えるところにいないとだめだよ」と半べそをかいています
その様子がおかしくてしばらく笑ってしまいました
そのあとすぐに、一人でドアを閉めて入れるようになりました


ところがその数か月後
ちゃんと湯船につかっているかと気になって、ドアをさっと開けると
「勝手に開けるんじゃねーよ」
と低い声で怒鳴られました
つい数か月前まで、一人じゃ怖いと泣いていた三男の変わりように、ひどく驚いた覚えがあります


私が離婚したのは、三男が小学四年生の時です
一番のパパっ子でしたので、お父さんの不在はとても寂しかったと思います
まだ一緒の部屋で寝ていましたので、三男は夜になると決まって私の布団に潜り込んできました
小さい時のように本を読んであげたり、背中に文字を書いてあってこをしたり。
私自身、精神的にかなり消耗していましたので、寝付くまでのしばらくの時間をこうやって過ごせることが本当に貴重でした
でももう四年生でしたから、こんな触れ合いの時間はまもなく終わってしまうのだろうと、いつも惜しむような気持で過ごしていたのを、なつかしく思い出します