第一志望には落ちたけれど・・・
子ども達の受験関係の資料は、終わるとすぐ処分していたのですが、これだけは残っていました
入試問題がとても面白かったと言っていたので、残しておいたのかもしれません
さすがに、よく使いこまれています
三男が国立T高校でもK成高校でもなく、なぜ公立のC高校にこだわったのか
あまりはっきりしたことは言いませんでした
C高校は家から近いわけでも、中学の友人が行くわけでもありません
一つには学費の面でしょうか やはり兄二人がすでに私立高校に通っていたこともあり、我が家の家計を心配している風ではありました
もう一つは、C校は彼の父(つまり離婚した夫)の出身校です
彼が幼いときに父親は家を出て行きましたが、兄たちと違って三男だけは父と交流がありました。年に一回ぐらいですが面会をしていたので、その時にもしかしたら話をしたのかもしれません
とにかく彼は、第一志望を最後まで変えることなく、入試に臨みます
偏差値的にはもちろん、K成高校や国立高校のほうが上ですが、C校も県立のトップですから、簡単に合格できるわけではありません
合格最低点は年にもよりますが、440~430/500点とミスの許されない入試です
塾では、難関私立や国立の対策をすることが多く、私は公立入試に何となく不安は持っていました
でも、ほかにいくつか私立を受けるつもりでしたので、公立がだめでも、すべり止めの私立のどこかに入れればそれで十分と私は思っていました
高校など、はっきり言ってどこでもいいのです
大学入試のような緊迫感はまったくありませんでした
これは本心です
もちろん三男はとても頑張っていたので、第一志望のC校に合格させてやりたいなという、母親の願いもありました
私立は、全部で3校
一つは次兄の通う県内2番手の私立、
そして県内というより全国トップクラスの大変有名な共学校(S高校)
こちらは国立並みに難しいので、挑戦校という位置づけだったと思います
三男は運もあったのでしょうが、受けた私立に全て合格します
S高校に受かった時は、私も大変驚きました
この後、本命のC校の入試まで1カ月ぐらいあったのですが、すっかり気が抜けてしまったと言っていました。ゲームばかりやっていたような気がします
私の方もS高校に行けるんなら、もういいやと思ってしまい、安心したのかもしれません
2月の10日頃県立の入試があって、その2日後ぐらいに国立T高校
三男の高校受験は終了しました
発表は国立が2月16日だったと思います
発表を見に行った三男から携帯に連絡があり、受かったと聞いてこちらもびっくり
それを聞いた父が、私以上に喜んでいました
そして私にこっそり、
本人は県立に行くつもりのようだけど、国立T高校を蹴るなんて、もったいない
なんと言ってもまだ子どもだから、T高校がどれだけ名門かよくわからないんだよ
お前からも説得した方がいい
と言ってました
そんなこと言っても、本人の希望だしなぁ
三男はどこに受かっても、県立C高校に行くつもりなのですから
そして県立の発表は翌日
たまたま休みだったので、私も一緒に見に行きました
一人で見てきたいと言うので、校門のところで待っていたら、表情を変えずに三男が戻ってきます
「落ちた、まあいいや、T校に行く」
とあんまり残念そうでもありません
途中で、おじいちゃんに電話をかけ、結果を報告していました
「C高だめだった」と言うと
「そうか、T校に行けばいいじゃない。これでよかったよ」
とうれしそうに言われたと
第一志望に落ちて、良かった、もないけど・・・
とちょっと複雑そうでした
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