シングルマザーの三兄弟国公立医学部現役合格日記

この春、二人の兄に続いて末っ子の三男が某国立大学医学部に入学。でも一番驚いているのは母親の私。なんでお前たちが現役で医学部に受かるんだ?三人三様のドタバタの医学部受験を振り返って。

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理科大そして、早稲田の先進理工

理科大の一般入試は、数学、英語、理科一科目

長男は得意の物理を選択しました


センター利用で受かるつもりでしたから、もちろん対策は一切していません

それでも、赤本を急いで購入、2~3年分ぐらいは解いたのでしょうか


試験はまぁ手応えはあったようで、終わったあとも、多分大丈夫と落ち着いていました


数日後、無事合格がわかり、これで浪人させずにすむと、ホッとしたことを覚えています


早稲田は、先進理工の生命医学科を受験しました

問題は難易度が高く、父に言わせると英語は博打のような悪問、長男は理科の問題ははもはや解かせる気がないのかというぐらいの難しさだと言っていました


でも、合格最低点も低いので、難問は解けなくても、他で落とさなければ可能性はあります

長男はやはり医学部は自信がなかったのでしょう、このころ

あーどうしても、早稲田には受かりたい❗️

と、口癖のように言っていました


早稲田の入試は2月16日

私はこの日、亀戸天神にお参りに行きました

いても立ってもいられないという気持ちでした

退院後体調はかなり回復していましたが、長期間の休職中で、復職は受験の終わる4月にするつもりでした

なので、やることがなくて暇だったというのも理由です

湯島天神に行って、センターがあまり良くなかったので、今度は亀戸にと思ったのかも…

祈祷してもらって、名前入りのお守りもいただいたと記憶しています


長男は試験からかえって、さっそくパソコンに張り付いて、ネットの情報を見ていました

早稲田は受験生もおおいので、いろんな書き込みがすぐ上がります

今年の問題がどうとか、答はこうなんじゃないかとか

真偽のほどははっきりしませんが、そういう情報でも見ないといられないぐらい、不安だったのではと思います


おじいちゃんとは、さっそく答えあわせをし、英語は6割近くできたと

あの難しい問題でこれだけできれば絶対大丈夫

と父は言ってましたが、英語だけできてもね~

と私はやっぱり、早稲田は無理なんじゃと心のなかで思っていました



うーん、落ちても受かってもおかしくないな

長男はそういって、割にスッキリした顔で次の本番、医学部受験に望みます

受験直前長男本気だす!

センター試験の自己採点は、終わるまでやってはいけません


これは、鉄則のようです

良かったにしろ、悪かったにしろ2日目の精神状態に影響します


長男は文系のできがよく、かえって緊張してしまったのか

ほんとのところはわかりませんが

これ以降、下のふたりは自己採点は終わるまでやらないと心に決めたようで、三男などは、ついやってしまうといけないからと、私に試験問題を預けたほどです


センターの解答速報は、駿台、東進などから終わった2時間ぐらいから次々出て

その日の8時頃には、全教科の答がそろいます


長男はリビングのパソコンで、自己採点を始めました

一言もしゃべりません


数1 70

数ⅡB 68

物理 80

化学 88


理科ははっきりと覚えていませんが、このぐらいでした


結果、センター試験80%

医学部を受けるには、絶望的な点数です


それから、志望校決定までの様子は

最初の方の記事[センター8割って]をご覧くださいね


長男が、国立の前期に出願したのは、地域枠がほとんどで一般枠がわずか20名という、某公立の医学部、B大学としておきます

こう書くと、完全にわかってしまいますが…😅

その地方に残る気はない長男は、当然狭き門の一般枠です


で、後期はどうするか?

後期も医学部に出願したいところですが、

80%ではすべて足切りにひっかかります


他の学部も、後期は定員が少なく、センター重視で、2次は小論文だけなど、長男には不向きでした(国語が苦手なやつが、小論文ができるはずがない)

結局、横浜国立大の理工学部、生命なんとか学科に出願しました

医者が無理なら、せめて医学に近い分野をと思ったのでしょうか

長男の大好きなB'zの、稲葉さんの母校だからともいっていたような


それから、センター利用では合格できそうもない、理科大の一般入試も急いで出願しました


理科大の一般入試は、2月の初め

B大受験は、突如決まったので、全く対策はしていません

赤本すらない!

2月16日の早稲田も、まだあまり手をつけていない


長男はかなり焦ったと思います

私が彼に、受験生の本気をみたのは、センターが終わってから

それから、国立前期までの1カ月は、目の色を変えて勉強していました

私は、せめてもう数ヵ月早ければ、何とかなったかもしれないのにと思いました

1日目の自己採点は

長男は、センターの2日目が終わるまで、第一志望はずーっとA大学医学部でした。


駿台模試で一度ぐらいは C判定があったかも知れませんが、私は彼の勉強への取り組み方から、A大なんて無理に決まっていると思っていました


さすがに、センターで9割近く取れないと厳しいとは分かっていたようで、センターで失敗したときのための大学も考えてはいて、国語、社会の配点が半分になる新潟や、A大学よりは偏差値の少し低い、群馬、信州などを次の候補にしていたようです。


私は正直、A大はおろか医学部は無理だろうと思っていました。

やはりなんと言っても、30年前の自分の経験から、長男程度の勉強量で、医学部に届くはずがないと考えていたのです。


もちろんそんなこと口にはしませんが、とにかくセンターが終われば目が覚めるだろうから、そこでもう一度考えればいいかと。


年が明けるとすぐセンターです

私はやっぱり気が気ではなくて、一人でこっそり湯島天神にお参りにいきました


そこで、医学部合格、落ち着いて試験に望めますようにと、絵馬に書きました

無理だろうと思ってはいても、やはり長男の思いを叶えてあげたいという気持ちもあったのでしょう


そして当日

長男は1日目の試験後、かなり機嫌よく帰ってきました

文系が苦手な彼はずっと、国語や英語で失点することを心配していましたので、思いの外良くできたのでしょう

絶対にしないといっていた、1日目の自己採点をなんとやってしまったのです


結果は

国語153

英語180

倫政83

と、国語でいつも120位しか取れたことのなかった彼にしては奇跡的な点数でした


この年(2015年)の国語は、とても簡単だったようです

理数に自信のあった長男は、うまくいけば9割近く取れて、A大学受けられるかもと思ったことでしょう

私も、ひょっとすると、ひょっとするかもと

期待してしまいました


翌日は、母の一周忌でした。

法事には姉夫婦、弟夫婦も集まりましたが、

○○君今ごろ頑張ってるかな

きっと大丈夫だよ

と、みんなで気楽に盛り上がっていました



その日はしゃぶしゃぶが食べたいということで、いつもよりちょっとだけ高価な豚肉を用意して、次男三男とお兄ちゃんの帰りを待ちました

兄ちゃん、理系はとくいなんだから、余裕だよな~


ところが…

前にも書きましたが、長男は帰宅するや、カバンを叩きつけ自室に入ってしまいます

夕飯は当然要らないとのことで

3人だけでしゃぶしゃぶをしました


当然会話は弾まず…

なんかミスしちゃったのかな

かわいそうだね

弟たちは、お兄ちゃんが大好で、尊敬すらしていましたので、大変重たい雰囲気の夕飯でした


これ以来、大事な用事の時、我が家ではしゃぶしゃぶ禁止になりました