シングルマザーの三兄弟国公立医学部現役合格日記

この春、二人の兄に続いて末っ子の三男が某国立大学医学部に入学。でも一番驚いているのは母親の私。なんでお前たちが現役で医学部に受かるんだ?三人三様のドタバタの医学部受験を振り返って。

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担任の先生

長男が通っていたのは、受験よりスポーツで有名な自称進学校。現役で医学部を受ける子はほとんどいなくて、特進クラスの中から早慶に数名、国立に数名というレベル。でも進学指導は熱心で、担任のⅠ先生を子どもはとても信頼していた。

センターリサーチを提出するだけにしてはずいぶん時間がかかるなと思っていたら、結構遅い時間になってから長男が帰ってきた。
「母さん、俺やっぱり医学部受けるよ」
Ⅰ先生が自分のために2時間以上かけて、全国の医学部を調べてくれたと。オレのセンターでもなんとか勝負できそうなところがひとつだけあったんだ!と頬を上気させて、長男が熱く語る。ちょっと涙目にすらなっていた。
「浪人はさせられないよ。ダメだったら後期か私立の理学部に行ってね」
母子家庭で次に次男と三男が控えている我が家に、浪人という選択肢がないことは何度も念を押してある。
「わかってる。でもここで医学部を受けなかったら、一生後悔すると思うから」
そういうセリフはきっちり受験勉強してきた子が言うんだよと思いながらも、なかなかいいこというじゃんとちょっと見直したりもした。
でどこなの?その大学
大学名を聞いて、私はきょとんとした。実名は上げないでおくが、知ってる人は知っています。地域枠がほとんどで、一般枠は非常に小さい。県外のうちの子が入りやすいとはとても思えない、
「Ⅰ先生、良く知らないで適当に言ってんじゃないの~」
でも長男はせっかく先生にさがしてもらったその大学を受験する気満々で、私はそれからやおら願書を取ったり、赤本を購入したり。ところが小さい単科大学なので、赤本がもう売り切れていた。仕方なくヤフオクで中古を探し出す。

センター8割って・・・

国公立の医学部を目指す以上、センター試験がカギを握ることは誰でも知っている。

旧帝大なら9割、旧六レベルでも最低8割7分、地方でも8割5分はないと勝負できない。普通はそうだよね~
30年以上前ではありますが(その時はまだ共通一次と呼ばれていた)、私は910点(1000点満点)取りました。自慢ではなくて、参考意見としてなのだが、子どもに言うと嫌な顔をされる。


ところが4年前、長男はあろうことか、センター本番で8割ちょうどという点数を取った。本人はショックだったのか帰るなりかばんを床にたたきつけ、無言で自室にこもってしまう。あとで、数学を失敗したと言っていたが、「それが実力なんじゃないの」と母は思っていて、医学部はもうないよね~と北大の理学部や、東北大の工学部の願書をいそいそ取り寄せようとしていた。


しばらくしてリビングに降りてきて、「俺風呂に入るから、その間に8割ちょっとでも可能性のある医学部調べといて」と言って、さっさと風呂に入ってしまう。


そんなところあるわけないじゃんと思いながらも、調べるふりをして、でもやっぱりないから「明日学校で相談しておいで」と言っておく。


風呂の中で色々考えたのか、それから過去問を解きだした。
確か、福島県立あたりだったか
翌日の午後まで解いていたようだけど、
「やっぱりむりだよ、俺のセンターだと二次で8割5分取らないと。そこまで難しくはないけど、本番でとる自信がない・・・」と肩を落としている。
そのまま学校のセンターリサーチへ出かけた。

三男が帰省

暑いですね。皆さんお元気ですか?


今年医学部に入学した三男が夏休みで帰省しました。1年生なのでまだまだ暇そう~
合宿免許に行くそうで、家には数日しかいません


5年生の長男は2週間ほど前に少しだけ帰省しましたが、病院見学に行くと言ってあまり家にはいませんでした。家にいる時もPCに向かっている時間が多く、ゲームでもやっているのかと思ったら、なんと勉強をしている!
国家試験に向けて過去問を解いていて、私が医学生だったころとはえらい違いだとびっくりです。(国試の勉強なんてやりだしたのは、6年生になってからだよ~)


3年生の次男は結局夏は帰省せず。東医体(医学生の体育大会、東日本版)の準備で忙しいのだとか。仕送りの前借り(なんのこっちゃ?)をしたいとか、教科書代を送れとか、ラインで連絡してきてうるさい。こいつはまだまだ楽しい学生生活のよう。


それぞれに自分たちの医学生ライフを満喫している息子たちですが、受験の時はそれなりにいろいろありました。今だから言える、受かったんだから何でもいいかってことも多いのですが、私の記憶が新しいうちに、思い出を書き出してみようかと思います。
とにかく驚いたことばかりの受験生活でしたから・・・


よろしかったらお付き合いくださいね