シングルマザーの三兄弟国公立医学部現役合格日記

この春、二人の兄に続いて末っ子の三男が某国立大学医学部に入学。でも一番驚いているのは母親の私。なんでお前たちが現役で医学部に受かるんだ?三人三様のドタバタの医学部受験を振り返って。

<script src="https://blogparts.blogmura.com/js/parts_view.js" async></script>

T大学附属ってこんな高校


三男の通った国立高校は、とてもユニークでした


まず、進路指導が一切ないのです


高校入試の説明会の時、
「うちは受験指導はいたしません。それを期待して入学したら後悔します」
とはっきり明言していました


長男の高校は自称進学校ですが、東大合格者が数年で1名、国公立医学部現役は、長男が創立以来初めてだったそうで、いわゆる中堅校でした。


次男の高校は、県下で2番手ぐらいの進学校


東大 十数名  医学部は年にもよりますが 私立も含めると3~40名ぐらいは受かってましたから なかなかの進学実績です


三男の高校はまあ超有名校と言ってもいいでしょう 
兄弟校のT大駒場には及びませんが、東大に3~40名合格する高校です


小学校からの内進生(なぜかスー内と呼ばれています スーパー内進の意味?)
中学からの内部生(内進と呼びます)
そして高校からの受験組(外進といいます)


この3者がちょうど3分の1の比率です



上二人の通った高校はそれはそれは親切


学校単位で外部模試をやってくれ


夏期講習に冬期講習(格安)
冬期合宿なんてのもあった


学期ごとの個人面談
その時手渡される、こまかな進路の案内資料


「どこそこに合格した卒業生が、在学時、学校の試験や模試でどんな成績で推移したか」
なんて資料が満載!


ところが、フゾクはそれが皆無


校内模試は一度も開かれず
一応定期試験はありましたが、学年順位も偏差値もなし


いわゆる三者面談もただの一度もありません


私が三男の担任(3年間もちあがり)と話したのは、3年夏の保護者面談の時だけ
それも、希望者のみとのことで、3年もお世話になったのだから一度ぐらいお会いしないとと思って希望を出したら


クラスで面談を希望したのはほんの数名のみ


夏休み最中でしたが、面談で話題になったのは
受験の話ではなく


夏休みの過ごし方とか、部活動のこと
三男が書いてる小説の話なんかで


「よし、気合い入れてけ」とか
「パッションが大切だ」
みたいな、金メダリストの父親みたいな精神論が主




どーりで皆さん希望されないはずです


でも私は、この学校が実は一番好きでした


私の通った田舎の公立高校を思い出す
朴訥な雰囲気


都会の真ん中のありながら、昔ながらの高校らしい
違う時間が流れているような


そういえば校則もありませんでしたね


制服なし
髪型自由


化粧してる子も 髪を紫に染めている子も 
ジャージ登校の子も


高校生国連に参加する子も
国際化学オリンピック金メダルの子も


とにかく面白かったですね

ご無沙汰しました

            

 すっかり秋も深まっております


大変ご無沙汰してしまいました


一応医者なので、コロナ対応や、ワクチン接種をしたりと
やや忙しくしておりまして


無事にこの春、長男が研修医として某日赤病院に勤め始めました😊


半年間、帰省はおろか、ほとんど連絡はありませんが
まあ元気でやっているようです


そうそう 三男の医学部受験でしたよね


早く書かないと忘れてしまいそうなので、書き上げたいと思います


どうぞお付き合いください


三男は今、医学部3年生
解剖実習も終わり、基礎系の科目はほぼ終了


内科診断学とか小児科学とか、臨床医学っぽものを学んでいる頃です


末っ子の三男は、まあなんというか、変わったやつでして


その医学部受験も相当変わっていました


何より、模試を高校3年間で、たったの2度しか受けていないのです


それも遊び半分の高2の時と
高校3年の12月  それー遅すぎだよ 結果が帰ってきたのはセンター試験の直前


学校では定期試験に順番すらつかず
進路指導一切なし


予備校にも通わず(正確には高3の夏季講習に数日のみ)



これじゃ、実力の判断のしようがない


私は、センター試験が終わるまで
この子の実力が全くの未知数でした


正直 センター7割いかないかも
もしかすると大化けして 9割とかとっちゃうのかも🤔


まず通った高校からかなり変わってました ハイ!


文京区の国立高校 通称フゾクと呼ばれております


文京区の国立高校
通称 フゾク と呼ばれています

コロナと帰省

 コロナで日本中大騒ぎですね


普段なら、大学は夏休み
去年までは、子どもたちはそれぞれ短いながら数日から1週間ぐらいは帰省してくれていました


ひとり暮らしの気楽さを味わいつつも、長期休暇の時ぐらいは子どもたちとにぎやかに過ごせると楽しみにしていたのですが・・・


長男は6年生ですので、就職先を決めないといけません
医学部の場合は、一般の学生の就職活動とはかなり違います
卒後2年間は初期の臨床研修と言って、内科、外科、小児科などをローテーションで回ります
私からすれば、そんな状態では医師として全く役に立ちませんので、学生時代が2年延びたようなものですが、それでも医師の資格はありますので指導医のもとで診療行為もできます。昔のインターンとは少し違います。専門に進む前に、一通りの基礎知識が備わるので、以前のように専門外のことはまったくわからない医師よりはましですね
よくドラマなどで、
「お客様の中にお医者さまはいらっしゃいますか?~」
と言われて、名乗り出られるような医者と言ったらいいでしょうか  ちょっと例えが悪いかな
6年生は来年からの研修先を選ぶのに、良さそうな病院に見学や実習に行ったりします
その結果、学生の希望と病院の希望をうまく調整して(マッチングと言います)就職先が決まります
一応、入職試験のようなものもあり、人気のある病院(都内の有名大学附属病院など)はそれなりに倍率も高いようです
それ以外の一般の病院は、面接と小論文や志望理由書で決まるようで、一般の学生さんの就活と比べたら、お遊びのようなものですね
長男は近県の総合病院での研修を希望しているようで、8月末に試験を受けに帰ってくると言っていました


次男と三男は、大学から帰省自粛要請も出ているようで、周りの目もあるので今年は帰省できないそうです。首都圏に帰省した場合、帰宅後2週間は自宅待機となり、大学にはいれなくなってしまうそうです。もちろん、上京している地方出身の大学生も、田舎に帰るのは歓迎されないようで、かわいそうだなと思います


GO TOで旅行は推奨されているのに、学生の帰省が自粛とは、理不尽ですよね
私の患者さんには学生さんも多いのですが、今年の大学生は本当に気の毒です
学校はずっと休校でオンライン授業だけ、サークル活動もなし、友達にも会えない。
4月からまだ一度も学校に行っていない新入生もいます
医学生や看護学生は病院での実習が全くできず、リモート実習(なんじゃそれ)をしているそう
患者さんをじかに見られないまま、来春から現場に出るのは、相当不安だろうと思います


学生さんだけではなく、日本中に漂う閉塞感といらだち・・・
何とかならないのでしょうか