シングルマザーの三兄弟国公立医学部現役合格日記

この春、二人の兄に続いて末っ子の三男が某国立大学医学部に入学。でも一番驚いているのは母親の私。なんでお前たちが現役で医学部に受かるんだ?三人三様のドタバタの医学部受験を振り返って。

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次男の中学受験 悲劇の日

次男は、中学受験をしました
長男も私立中学には行きましたが、推薦入試なのでいわゆる一般的な中学受験ではありません
三男はお伝えしたように、高校受験組です



次男はいわゆる真面目な優等生タイプ
中学受験の時も、大学入試でもよく勉強していました


高校3年間の勉強量を無理やり比較するなら


長男を1とすると
次男は3、三男は0.7
 と言ったところでしょうか
ちなみに私は、5です 
毎日、平日8時間、休日12時間勉強していましたから  本当です


まあ私のことはどうでもいいのですが・・・


次男は、のちに三男も通う Z学院の小学部に、小4から3年間通いました


Z学院にしたのは
「うちの塾は、7時には終わりますので、家で家族で夕食が取れます」
説明会の時のこの言葉です
私は、小学生が夜遅くまで塾で過ごし、食事も弁当で済ませるというのがどうしても受け入れられませんでした
さらに、試験のたびにクラス替えをすることはせず、本人との相談でクラスを決めるとも言っていました
そこで、迷わずZ学院にしたのです


次男は、一番下のクラスから始めて、楽しそうに塾に通います
塾の課題も、学校の宿題もきちんとこなしていました


小4の秋ごろだったか、定例試験という塾の到達度テストで、算数で偏差値43を取りました
よほど悔しかったのか、塾から帰るなり自室にこもって大泣きしていました
お兄ちゃんも同じ塾でもっとひどい成績をとっても、まったく気にしない様子を見ていましたので、こんなに小さい子がそこまで悔しがるのかと、とても不思議で落ち着かない気分でした


1時間泣き続けた後
「今度の定例は60を取る」
と言って猛然と机に向かい始めたのです


中学受験の経験のない私は、これが4年生の子が見せる反応なのかと、ちょっと怖くなったことを覚えています
次男は着実に実力をつけ、5年生の半ばぐらいには一番上のクラス(と言っても全部で3クラスしかありませんが)に上がります
最初は家の近くのまあまあ評判のいい私立中を志望していましたが、6年生になるころにはあのK成中学を志望するようになっていました


7時には終わると言っていた塾も、6年生になるとさすがに週に1~2回は9時近くまでかかるようになり、あれほど抵抗のあった弁当を持たせるようになります


次男はとにかく真面目な子で、塾の課題が終わらないと、夜の12時を超えてまで勉強を続けようとしました
明日に備えて何とか寝かせようとする私と、もっと勉強したい次男との間でよくバトルが


「○○ちゃん、いい加減に寝なさい。いつまで勉強してるの!」
「だめだよ これが終わらないと寝れないよ」
と次男半べそ


ほかの二人の子にはありえない会話です


いまだによくおぼえているのが、6年生の修学旅行の朝
塾のテキストやらノートを10冊近く持っていこうとする次男と、修学旅行ぐらいは勉強は忘れて楽しんでほしい私


「だめだよ、こんなもの置いていきなさい」
「新幹線とかホテルでやるんだよ、じゃないと間に合わない」


そう言いあって、玄関先でかばんの引っ張り合いをしました
結局次男はいくつかのテキストを持っていきました


塾のクラスでは、周りがみんなK成中を目指しますし、先生たちも
「死ぬ気でやれ」などとはっぱをかけます
12歳の子どもはすっかりその気になり、K成中に行かないと人生始まらないような気持になっていきます


そして、受験本番
受験の2日前に あの 悲劇が起こってしまいます
次男にとっては本当に悪夢のような日々だったことと思います
8年以上たった今でも、思い出すたびに私も胸が詰まります
大人の都合で、次男には本当にかわいそうなことをしました