シングルマザーの三兄弟国公立医学部現役合格日記

この春、二人の兄に続いて末っ子の三男が某国立大学医学部に入学。でも一番驚いているのは母親の私。なんでお前たちが現役で医学部に受かるんだ?三人三様のドタバタの医学部受験を振り返って。

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精神科への入院

私にとっては3回目の、6年ぶりの入院です。
前の入院の時は、三男がまだ小さく、母に2か月預けっぱなしにしました。
入院だけはどうして避けたかったのですが、全く立ち上がることができなくなり、どうにもなりません。


子ども達はだいぶ大きくなったとはいえ、我が家は母子家庭。しかも長男の大学受験は目前。
最初3カ月の入院と言われ、私はかなり混乱しました。それでは受験に間に合わない。子ども達への申し訳なさでいっぱいでした。


この時次男は高1 三男は中2です。
入院中、次男は宿泊研修’(合宿だったかな?)に行ってしまい、残った三男が洗濯や買い物など家事を頑張ってくれたそうです。


入院後、幸運にも体調は徐々に上向き、2週間で退院することができました。
主治医は早すぎると止めたのですが、家のことが心配で仕方なかった私は、かなり強引に退院をしてきました。
退院の時、「何があっても自分で責任を取ります」みたいな念書を置いてきました。ちなみに、主治医は私の大学の後輩です。(あの時は無理を言ってすみません)


でも、やっぱり医者の言うことは聞くもので、退院が早すぎたのか、その後も体調は一進一退。寝たり起きたりの毎日で家事も全くできず、長男の受験どころではありません。
横になっていると、隣の部屋で長男がゲームをしている音が聞こえてきて、イライラはするけどしんどくて起き上がれない、そんなことばかり。


とにかくもう、どの大学でも、何の学部でもいいので合格を決めてほしい。そんな思いでした。浪人だけは絶対にダメだと。


この頃私は、言葉で伝える自信がなかったので、長男に手紙を書きました。
浪人はさせられない 医学部にこだわらず、実力相応のところをいくつか受験して、入ったところに進学しなさい。まだ下に二人も控えているのだから
というようなことです。
長男はその手紙を読むなり、2階の自室に上がっていき、机に椅子をたたきつけたりしてかなり荒れたようです。
あとでこっそり見に行くと、壁に赤マジックで大きく
「ふざけるな いい加減にしろ」と殴り書きがしてありました。
長男も精神的にかなり追い詰められていたのでしょう。今になってみると気の毒ですが、その時は私も必死でした。


長男は後で、おばあちゃんが死んだあと、母さんの体調はどんどん悪くなって入院してしまうし、もう受験はできないと思ったと言っていました。


受験で大事なものは色々あるでしょうが、何と言っても本人と支える家族の健康が第一だと痛感しています。